820 MOMOAとキッコーマン  
千葉県(Chiba-Ken)

10/09/23 Thu. 


お気に召さないときは止めてください。

♪「旅」
オルゴールバージョンです♪

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MOMOA=MOGI-HONKE MUSEUM OF ART(茂木本家美術館)

MOMOA(モモア)  HP

【開館日時】
水曜日〜日曜日10:00〜17:00
入場は16:00まで。月・火曜日休館
夏季休館=7月中旬〜9月中旬
冬期休館=12月中旬〜1月中旬
【入場料】
一般=700円
中学生以下=400円
【予約電話】04-7120-1489
茂木本家美術館では、名誉館長である茂木七左衛門が、
長い間こつこつと収集してきた美術品を展示しています。
建築家・彦坂裕が生み出した美しい空間に展示されるのは
北斎「冨嶽三十六景」全四十六景や廣重「名所江戸百景」に
加え、歌麿、写楽、三代豊国など世界に誇る浮世絵の数々、
そして横山大観、片岡珠子、中島千波、松本哲夫
和田英作、田沢廣介、絹谷幸二など日本画、洋画の
大家による様々な富士山。
別室ファウンダーズサロンでは、梅原龍三郎の「鯛」や
小倉遊亀の秀作も楽しめます。


〜〜〜
財団法人 茂木本家美術館
〒 278-0037 千葉県野田市野田242
Tel. 047-7120-1011

左の傾斜のある台と右の樹も
館内のガラス越しに鑑賞すると
計算しつくされた設計で、
1枚の絵になっていました。

私もあの窓から見える
風景画の一部になっているのでしょう。^^

入館すると スタッフの方が付き添い、
展示作品の一枚づつ、
ていねいに説明をしてくださいました。
館内の所々に、美術館には珍しく窓があり、
四季折々庭の風景が、
一枚の絵に表現されていました。

館内は撮影できませんが、
お庭からの撮影ができました。


MOMOAの庭

右のガラスの部屋にはたくさんの柱があり
柱の間のベンチに座ると
左右の人影が目に入ることなく、
正面の庭を鑑賞することができる
設計になっていました。
キッコーマンと深いかかわりのある茂木家の先祖は、遠く美濃の土岐家から清和源氏までさかのぼることができます。その子孫真木玄蕃頭頼徳は豊臣秀頼傘下の武士でした。

頼徳は元和元年(1615年)大坂夏の陣で自刃し、その妻しげは幼い忘れ形見平三良をかかえ城を逃れ、苦難を乗り越え当地下総野田に落ち着きました。この幼子が茂木家初代七左衛門です。

しげは生計を立てるために、味噌を作り始め、のちに醤油醸造に転じました。時の経過とともに分家も増え、多くが醤油醸造に勤しみ、近くに江戸という★
★大消費地を抱え、野田は醤油の町と言われるようになりました。

大正六年、茂木本家をはじめとする茂木六家と、茂木家より古くから醤油醸造を行っていた高梨家、流山で関東白味醂を生産していた堀切家が大同団結して野田醤油株式会社が設立され、後にキッコーマン株式会社となりました。


しばらく止んでいた雨が
また降り出しました。;;

茂木本家を守って来た
白いきつねたちでしょうか。


以上MOMOA 説明は冊子を参考にしました。

そろそろキッコーマン見学、
午後の受付が始まるころです。



キッコーマン工場 HP

15分ほどビデオを見てから
見学に出発です。^^

製麹室
もろみをタンクに移し
空の状態でしたが、
これは、自動製麹操置。
原料供給から培養、
できた麹の撮り出し、
さらには装置の洗浄まで、
ほとんどの工程を
自動的に行うそうです。
現在は上の機械で麹を作りますが、
数十年前までは、この木箱で
作っていたそうです。

醤油の原料

大豆
小麦
食塩水
麹菌

第一段階として、
大豆と小麦を使って
「しょうゆ麹(こうじ)」を作ります。
製麹室(せいきくしつ)で作られた
しょうゆ麹に、食塩水を混ぜながら
仕込みタンクに移すと「もろみ」が出来上がり
数カ月発酵、熟成させます。
深さが10m〜20mのタンクで
もろみを寝かせ、
6か月ほど熟成を待ちます。


タンクの中では、乳酸発酵・
アルコール発酵・有機酸発酵など
微生物による発酵が活発に行われ、
色々な作用によって、しょうゆ独特の
深みのある味や香りや色ができ上がります。


ろ布
現在はナイロンなどの布を用いています。
もろみを搾る・うまさを搾る
発酵・熟成が終わると
もろみからしょうゆを
搾り出します。
もろみをろ布という布で
くるんで濾過します。

圧搾機のしくみ
(実際に機械室に入って見学したり、写真を撮ったりできないので、見ずらいですがパネルの写真をご覧ください)
キッコーマン野田工場では最新型の大型圧搾機を使って醤油をしぼっています。
短時間にたくさんの醤油をしぼれる便利な機械で、1日に1リットルペットボトル約30万本分の醤油をしぼることができます。
1) 巾3m、長さ2,800mのおおきなろ布 2) 巾3mのろ布を3つに折りたたみます。
3)折りたたんだ袋状の隙間にもろみを充てんします。何重にも折り重ねられたろ布から、醤油が自然にしみだしてきます。
4) 圧搾機に移し、もう一度圧力をかけて搾ります。 5) しぼりきったろ布から醤油かすをよりわけます。
6) しぼりたての醤油です

もろみからしぼったしょうゆを「生しょうゆ」とよびます。とれたての果実のような芳香が工場内に満ちます。3〜4日清澄(せいちょう)タンクに置いて
表面に浮いた油や底に沈んだ澱(おり)を分離させます。こうして澄んだしょうゆを、蒸気のパイプの間を通して加熱します。
主な目的は殺菌ですが、色、味、香りを整え、酵素の働きを止めて品質を安定させます。
ここで分離された油は、燃料や魚のえさなどに利用されています。

瓶詰、箱詰め、出荷は、別の場所にあるオートメーションの工場で行われるので、ビデオで見ました。
こうしてお店から
我が家の食卓に
並ぶのですね。
こちらでみなさんが記念写真を撮られていました。^^
この形をした卓上用サイズのお醤油を
見学者一人1つずつお土産に頂きました。


すべてが合理化されて、原材料の移動も、地下のコンベアで
地上を運搬することなく、線路のむこうから運ばれてくると聞き
感動しました。

説明は パネルや冊子を参考にしました。
庭の彼岸花が、雨に濡れていました。


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今日もお出で頂きありがとうございました。
よろしかったら 次回もお付き合いください!




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