');
--------------------------------------
港の見える丘公園のあるこの丘は、開港当時フランス軍とイギリス軍が駐屯し、その後、フランス領事館、イギリス総領事公邸が建築されました。現在フランス領事館の遺構を残す地区をフランス山地区と呼び、イギリス総領事公邸は、横浜市が買収し、横浜市イギリス館として市民に利用され、平成2年度には横浜市文化財に指定されました。 |
平成元年9月に市政100周年、開港130周年を記念し、「市の花」としてバラが制定されました。 バラはイギリスの国花であり、また、本公園は歴史的背景のあるイギリス館があります。 横浜港やベイブリッジの眺望も素晴らしく、多くの人々が訪れることから、この公園が「バラ園」を整備する最もふさわしい場所として選定され、平成3年5月に開園しました。 |
横浜とバラの関りは、開港とともに数多くの西洋文化と一緒に上陸したことに始まります。 明治の初め、山手の外国人住宅の庭に梅、桜、菊、ぼたん等、日本の園芸植物と一緒にかつて見たこともない美しい花が咲き誇っており、これを見た人々は「いばらぼたん」とか「洋ぼたん」と呼んで、この珍しいと米植物を羨望のまなざしで見ていました。 |
その後、外国人との交流が盛んになるにつれて、市民の庭にも植えられるようになりました。 昭和6年、当時親交のあったアメリカのシアトルに高さ4mの桃山式太閤型の石燈籠を贈ったところ、その返礼として200種 3,000本のバラが届けられました。このバラは「日米親善のバラ」として当時の野毛山動物園、山下公園、横浜市児童遊園地に植えられました。 |
また、昭和10年から「バラ祭」が催され、その行事の一つに「バラ行進」があり、馬車や自動車に市長を始め来賓やミス・ヨコハマが乗ってパレードしました。これが、現在5月に開催する国際仮装行列のもとになりました。これらの行事は戦争のため、中止され、バラもすべて姿を消してしまいました。。 |
昭和24年に「日本貿易博覧会」が山下公園等を会場に開催され、当時最新の「ピース」を始め数種のバラの切り花がサンフランシスコから空輸され世界の注目を集めました。 平成元年9月市民投票で一番人気のあった「バラ」が「市の花」に制定され、横浜博覧会(YES‛89)の会場で発表されました。 |
横浜市イギリス館と山手111番館、大佛次郎記念館に囲まれた「すり鉢状」の地形を活かして、山手の丘の奥に隠された幻想的な庭の風景を演出しています。 カスケード(小滝)を中心とした「水の演出」の間に、つるバラのガゼボ、ロックガーデンなどが立体的に配置され、さながら庭園絵画の中を歩くような体験ができます。 |
庭園は、イギリス館や山手111番館と連続する風景を意図しており、山手111番館のカフェテラスからは、西洋館の私庭のような雰囲気が楽しめます。また、イギリス館の後庭には花に囲まれた小径が設けられています。 庭園内のソメイヨシノの大木は開園以前から当地所にあったもので、庭園の歴史を見守っています。 |
豊洲付近のビル群 ************************* お気づきのこと等がございましたら ご一報ください。→:こちら! ************************* |
HOME c019 ベーリックホール << >>c021 京 成 バ ラ 園 BACK |