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No.c311 紙の博物館
No.c311 Paper Museum
Tokyo-To /Beautiful Japan
Phot 32 pieces/GreenSeason
◆紙の博物館
◆ボロ蒸煮釜
◆世界最初の抄紙機
◆パーチメント楽譜
◆紙のサイズ A判とB判
◆チップ蒸解液(白液)/黒液
◇博物館、紙、渋沢栄一
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博物館入口に展示された「ボロ蒸煮釜」 産業遺産コレクションⅠ
明治初期に近代製紙産業が日本で始まったころの神の主原料は、木綿等のボロでした。
これは、ボロと薬品を中に入れて、紙の原料となるパルプを作るための装置。釜の型には
いくつか種類があり、この横型回転式は「製紙会社(」の血の王子製紙王子工場)がアメリカから輸入したのが最初。
木座右が神の主原料となると、ボロ蒸煮釜は次第に使われなくなり、既に使われていないこの方の現存品は貴重。 |
インフォメーション
   
所在地=〒114-0002 東京都北区王子1-1-3 (飛鳥山公園内)
TEL= 03-3916-2620 / FAX=03-5907-7511
営業時間=10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日=月曜日(祝日を除く)、土日を除く祝日の翌日
| 入館料= |
個人 |
3館共通券 |
団体(20名以上) |
| 大人 |
400円 |
800円 |
320円 |
| 小中高生 |
200円 |
320円 |
160円 |
※3館=北区飛鳥山博物館・渋沢資料館(3か月有効)
駐車場=飛鳥山公園駐車場(有料) |
交通アクセス
| 電車 |
JR京浜東北線『王子』駅南口下車 徒歩5分
東京メトロ南北線『西ヶ原』駅下車 徒歩7分 |
| 都電 |
東京さくらトラム(都電荒川線)『飛鳥山』停留場下車 徒歩3分
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| バス |
都バス『飛鳥山』停留場下車 徒歩4分
北区コミュニティバス『飛鳥山公園』停留所下車 徒歩3分 |
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産業遺産コレクションⅡ
展示室入口の抄紙機(しょうしき)
   
1798年に、フランス人のルイ・ロベールが発明した連続的に紙を作る機械の1/2の模型です。それまでは1枚1枚手ですいていました。
紙の大量生産・大量消費を可能にした重要な発明品で、繊維をシート状にする綱(ワイヤー)の両端を輪につないで回転させることで、連続的に紙を作ることができます。
この抄紙機が改良され、現在も広く使用される長綱抄紙機として実用化されました。 |
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1.日本の洋紙発祥の地 王子
   
王子の地が選ばれた理由
1.紙づくりに不可欠な良質な水を千川用水から得られる。
2.紙の原料や製品の運搬に石神井川の水運を利用できる。
3.紙の原料であるボロの集積地で、製品の消費地でもある東京に近い。
4.地元王子からの熱心な誘致があった。 |
渋沢栄一実業家として最初の機械工業 |
抄紙会社は、「近代日本経済の父」といわれる実業家渋沢栄一が、明治の豪商であった三井・小野・島田組に共同事業を呼びかけて設立した会社です。
この会社は、官僚を辞して民間の実業家となった後に、渋沢が初めて手掛けた機械工業でした。
渋沢は、明治維新後の日本には、人々が知識を得られる新聞や書籍の普及が重要だと考え、日本に近代製紙業を興す必要性を説いたのです。 |
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 19世紀中頃の抄紙機
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2.近代製紙産業のあゆみ
ヨーロッパにおける抄紙機と木材パルプ7の開発
   
ヨーロッパでは、紙の需要の増加とともに原料のボロ不足が発生していました。
1450年代にヨーロッパで活版印刷が実用化され、印刷業が盛んになると、紙の需要が急増し、安く大量に供給できる新たな原料を見つけることが、いよいよ課題となりました。
1719年レオミュール(フランス)はスズメバチの巣をヒントに木材繊維が紙の原料になると発表しますが、実用化されるのは 1840年代にケラー(ドイツ)が木材パルプの製造法を開発してからです。
1798年にはルイ・ロベール(フランス)が世界最初の抄紙機を発明、これを改良して1806年にフォードリニア兄弟(イギリス)が長網抄紙機を実用化、さらに1809年にはディキソン(イギリス)が円網抄紙機を発明しました。
こうして紙の大量生産が可能な近代製紙産業の基礎が18・19世紀のヨーロッパでできました。 |
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2.近代製紙産業のあゆみ
   
国産第1号抄紙機(円綱式)
印刷局機械部製造/明治12年(1879)
| 三田製紙所の円綱式抄紙機を模造し、外国人の援助なしに独力で抄紙機製造に成功した。 |
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2.近代製紙産業のあゆみ
   
油絵「三田製紙所全景」
床次正精画/明治13年(1880)
三田製紙所は明治8年(1875)に東京三田に開業、地券用紙を抄造した。
この油絵は床次正精(1842~97)により描かれ、明治初期の油絵としても評価が高い。 |
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日本近代製紙産業の発展
   
全国の主な製紙工場
木材が紙の原料となると、針葉樹を求めて本州から北海道・樺太へも工場が建設され、海外の先進技術を取り入れて紙の生産量が伸びましたが、第二次世界大戦により多くの工場が被災し、外地工場や林森林資源を喪失しました。
戦後は復興と高度経済成長により紙の需要が増大、技術開発による広葉樹の活用や、木材原料の輸入などにより原料を確保し、設備を増強して生産を増やしました。輸入・輸送に有利な臨海に立地する工場も増えました。
昭和後半には製紙工場における環境への取り組みが本格化し、古紙の利用も推進され、日本は質・量ともに世界的な製紙国となりました。 |
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洋紙商標集
   
大正8~9年(1919~20)頃
九州製紙、小倉製紙、三菱製紙、樺太工業などの大正期の製品ラベル。
九州製紙は模造紙の国産化に最初に成功した。 |
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産業遺産コレクションⅢ
ポケット・グラインダー
   
明治20年代以降、紙の原料は木材(針葉樹)が主流となっていく。
グラインダーは、回転する砥石(グラインダーストーン)に木材(丸太)を押し付けてすりつぶし、パルプを作る装置で、ポケット型、マガジン型などの型がある。
戦後、高度成長期頃までは、針葉樹をすりつぶしパルプ化したものが紙の主原料だったが、更なる需要増から原料不足となり、広葉樹が利用されるようになると、グラインダーは他の機械に置き換わっていった。 |
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3-1紙の特徴
   
*表面が平らでなめらか*薄い・軽い・しなやか*適度な強さがある
*折る・曲げる・切るなどの加工が容易*吸水性や吸放湿性がある
*保存性に優れている*自然由来の原料でつくられる
*安く、大漁に作れる*リサイクルしやすい |
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3-2紙の構造
   
紙とは植物から繊維を取り出してバラバラにしたものを水に分散させ、網でこしてできたシートを乾かしたものです。
紙が発明された2000年以上前から現代まで、紙のつくり方は、手で作る場合も機械でつくる場合もその原理は変わりません。 |
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4.紙をつくる
   
紙の原料
| 主に紙の原料になるパルプには、木から取り出した木材パルプと、一度紙として使用された古紙からリサイクルによって取り出した古紙パルプがあります。日本では紙の原料の6割以上に古紙パルプが使われています。木材パルプには計画的に植林をした木や、製材残材や廃材などを無駄なく利用しています。 |
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上の写真左下の画像の木材
製材残材
   
材木にならない木材表皮近くの部分が紙の原料になるそうです。
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ビン入り 左から
化学パルプ
(木材パルプ) |
針葉樹未晒/クラフトパルプ
針葉樹晒/クラフトパルプ
広葉樹未晒/クラフトパルプ
広葉樹晒/クラフトパルプ |
機械パルプ
(機械パルプ) |
針葉樹/砕木パルプ
針葉樹サ-モ/メカニカルパルプ |
| 古紙パルプ |
新聞紙パルプ/(脱墨前)
新聞古紙/脱墨パルプ |
   
木材チップ 左から
| スギ(針葉樹) |
日本原産。戦後、木材の供給量を増やすために積極的
に植林され、現在利用期を迎えている。 |
| ダグラスファー(針葉樹) |
北米の太平洋沿岸に広く分布。米松ともよばれ繊維は
長く強い。強度の必要な紙に使用される。 |
| ユーカリ(広葉樹) |
主にオーストラリア原産で、植林に適した樹種が多い。
成長が早く、木材繊維の収率がより。 |
| アカシア(広葉樹) |
オーストラリア及びアフリカ原産で、製紙原料用はベトナムで
植林されたアカシアが多い。成長が早く荒地でも生育する。 |
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4-4紙料の成
どのような紙をつくるのか、その目的に合わせて木材パルプや古紙パルプを混ぜ合わせたり、紙を強くしたり、インキのにじみを防ぐ薬品などを加える。
こうして完成した紙の原料を『紙料』という。 |
   
4-5抄紙機で紙をつくる(長網多筒式
抄紙機はワイヤーパート、プレスパート、ドライヤーパートを基本に構成される。
ワイヤーやドライヤーの型式には様々なものがあり、救る神の目的に遭った組み合わせが選ばれる。長網多筒式抄紙機は最も基本的な組み合わせ。 |
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2500mm抄合せ抄紙機(模型)
   
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「持続可能な社会」に向けた
製紙産業の取り組み
   
紙の主原料である木材jは、人間が育て、増やし、継続的に利用できる資源です。
製紙産業は自然由来の木材をさまざまな形で循環させて活用し、生活に役立つ製品を生み出すことで、環境保全をはじめ持続可能な社会をつくることに貢献しています。
紙・エネルギー・森林を無駄なく循環活用することに加え、培ってきた技術を新たな分野や製品に活かす研究にも取り組んでいます。 |
| 持続可能な森林経営による木材原料の調達 |
◆国内の社有林や海外の植林地で森を育成・管理・活用する、持続可能な、森林経営を実践しています。
◆外部から調達する木材原料が持続可能な森林経営によるものであることを確認しています。 |
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| 非化石エネルギーの有効活用 |
◆エネルギーの多くをコージェネレーション・システムによる
自家発電でまかない、省エネルギーに努めています。
◆黒液などバイオマスエネルギーや廃棄物エネルギーを
有効活用し、化石エネルギーの使用を削減しています。 |
   
| 紙のリサイクルによる古紙の最大利用 |
◆古紙は貴重な資源。日本で生産される紙の原料の6割
以上は古紙です。
◆古紙処理技術や製紙技術の改良により、回収された
古紙を可能な限り利用しています。
◆再生困難な古紙は燃料(RPF)として活用しています。 |
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| 1.紙って何だろう? |
私たちの生活になじみの深い「紙」。
紙は、ものを「書く」「包む」「ふき取る」など、色々な場面で
活躍しています。
紙は、いったい何から作られているのでしょうか?
くわしく紙を見てみましょう。 |
   
| 2.紙のつくり方 |
紙のつくり方には、手でつくる方法(手すき)と機械でつくる
方法(機械すき)があります。どちらの方法でも、基本のつく
り方は同じです。では、どのようにして紙をつくるのか、くわ
しく見て見ましょう。 |
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| 3.いろいろな紙 |
皆さんの身の回りで使われている紙を見てみましょう。
使い方に合わせて、色々な種類の紙がありますね。どんな紙が、どのようにものに使われているのでしょうか? |
   
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紙とエネルギーのリサイクル
   
紙リサイクルは、紙・森・エネルギーの3つの輪でできています。
まずは、原料となる木を育てて、工場で紙をつくります。
エネルギー源は、紙づくりの途中で出てくる黒液をバイオマス
エネルギー(植物由来のエネルギー)として使うことで、石炭や
石油などを節約しています。工場から出るCO2は、植林した木が吸収(光合成)して成長します。そして、使い終わった紙は、また紙に生まれ変わるのです。
よく使う紙だからこそ、地球環境にも優しい紙造りが工夫されています。
皆さんが使った紙も、リサイクルの輪に乗せてあげましょう! |
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3Fから吹き抜けとなっている2Fを見下ろしました。
   
・・・紙の大きさには、なぜ A判とB判があるのでしょう・・・
紙のサイズでよく目にする A判、B判というのは、JIS規格で決められている紙のサイズです。世界には様々な紙のサイズがありますが、日本ではこの2つが一般的に使われています。
A判は、もともとドイツで生まれた紙の大きさで、国際的に通用する標準規格です。ノーベル化学賞を受賞したドイツ人の科学者、F.W.オスワルド氏が発案しました。海外でもそのまま通用する書類のサイズとして、近頃は日本でも
A判が多く使われるようになってきました。
一方、B判は、「美濃判」と呼ばれる日本古来の和紙の大きさがもとになっています。もともと和紙の産地として有名な岐阜県の美濃でつくられた紙のサイズで、江戸時代には幕府の御用紙としても知られていました。明治以降、一般の人々にも普及し、日本人にとって親しみあるサイズとなりました。
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A判、B判は、紙の幅と長さの比率が1:√2(1.4142)の長方形です。面積は、数字が大きくなるたびに半分になり、形は全て相似形になります。A列は面積1㎡の「A0」を基本に、面積がその半分の「A1」、更に半分の「A2」と続きます。B列は、面積1.5㎡の「B0」が基本になります。
この1:√2は「白銀比」と呼ばれ、紙を無駄なく切り出せるだけでなく、人間が美しいと感じる比率だ言われています。 |
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パピルスに描かれた絵
   
ナイル河畔に茂るパピルス(Papyrus)は、紀元前3000年頃から書写材料として使われ、Paper、Papier の語源となりました。
この絵は、エジプト、ルクソールの王妃の谷にあるネフェルタリの墓の壁面に描かれた絵を模写したものです。 |
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「パピルスの花」の描かれたパピルス
   
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パーチメント楽譜
   
17世紀頃
4本の譜線にネウマと呼ばれる記号を用いて書かれた聖歌の
楽譜で、手書きで彩色されている。 |
※ パーチメント(羊皮紙)
羊・ヤギ・牛などの動物の皮を加工したもので、紀元前2世紀頃より、中近東からヨーロッパにかけて利用されました。表面が滑らかでインクののりも良く、中世ヨーロッパでは美しい本が作られましたが、大変高価なため、12世紀に紙の製法が伝わると、重要な条約書など貴重なものだけに使用されました。 |
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樹皮の折本
   
スマトラ島(インドネシア)
バタック族の占い書
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アジアの神の歴史と製法
中国で生まれた紙は、3~6世紀頃には朝鮮半島に、7世紀初めまで
には日本に伝わったといわれます。さらにネパール・インドなどの南アジア、東南アジア諸国に広まり、751年のタラス川の戦いを機にイスラムにも伝わりました。原料や製造用具も改良され、様々な加工も行われるなど製紙技術が発展すると、紙の生産量も増え、用途も多彩になっていきました。 |
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<漢時代(紀元前202~220年)の製紙工程図(想像図)
   
1. 原料の麻のボロt\などを観ずにつけ、細かくする。
2.草木を焼いて灰をとり、水につけ灰汁(あく)を作る。
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3.洗った原料を灰汁で煮る。
4.臼でついた繊維を水洗いし、紙槽に入れる。
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5.すき枠ですく。
6.枠ごと干して、乾いたら枠からはがして重ねる。
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「ヨーロッパの紙の歴史と製法のパネル」他、
「世界に誇る和紙」など
興味深い展示が多数あり写真もありますが、
スペースがなく、残念ですが、省略します。
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中国の古紙
   
10世紀以前
| トルキスタンで英国のスタイン学術探検隊が発掘したもの。オーレル・スタインは、1900~16年の間に中央アジアの探検、考古学調査を行ったが、この資料はその際に入手した仏画や古文書のうちの一部といわれている。 |
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前漢時代の麻紙(復元品)
   
| 麻類は古代の紙の原料に多く用いられた。堆積した麻類に水をかけて放置する作業を繰り返し、下層の古いものを上に積み替えて発酵させたものを、長い時間かけて打ち砕いて原料としたといわれる。 |
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「ヨーロッパの紙の歴史と製法のパネル」他、
「世界に誇る和紙」など
興味深い展示が多数あり写真もありますが、
スペースがなく、残念ですが、省略します。
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