n142 旧中島家住宅
群馬県(Gunma-Ken)
2015/10/10 Sat.  


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♪「花の歌l」ランゲ
ピアノ  バージョンです♪

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中島知久平邸



左の門衛所と中央の正門



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No.n142 中島知久平邸
No.n142 Chikuhei Nkajima house

Gunma-Ken /Beautiful Japan
Photo27pieces/GreenSeason
♪=花の歌
◆中島飛行機のちのSUBARU創業者
◆海軍軍人、実業家、政治家
◆車寄
◆付書院、欄間
◇国の重要文化財(建造物)
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車寄せ屋根瓦
藤の紋

  本邸宅は、中島知久平( なかじまちくへい )が
両親のために、市内押切町の生家(旧宅)近くに
建造した敷地面積10,000平方メートルを越える
大規模な邸宅です。
上棟:昭和5年
設計監督:伊藤藤一

 当訪問後、平成28年7月25日の官報告示により、「旧中島家住宅」として国の重要文化財(建造物)に指定されました。








◆玄関・車寄
 車寄は、白御影石の四半敷で、柱の下には岡山県産の御影石(万成石)の礎盤を据えています。軒は二軒疎垂木で、そのまま茨垂木を天井に現わしています。中央には照明を1基吊り、四周には家紋の彫物を施した蟇股を配しています。さらに車寄せの正面と玄関正面には、若葉の彫物を施した虹梁を架け、笈形付大瓶束を載せています。

 玄関は車寄からの階段に茨城県産の白御影石(稲田石)を用い、正面に両折の桟唐戸を取り付けています。天井は鏡板貼、小壁は漆喰仕上げで、側面の腰板は竪羽目、無双窓の内側に引き違いガラス窓を取り付けています。










インフォメーション
旧中島家住宅
所在地:群馬県太田市押切町1417
電話:0276-52-2235
開館時間: 9:00〜17:00(入場は16:30)
休館日: 月曜日(祝翌日) 12/29〜1/3
入場料: 無料
パーキング: 40台

アクセス
東武伊勢崎線:太田駅からタクシー15分
JR高崎線:熊谷駅からタクシー30分
        籠原駅からタクシー25分

★中島 知久平(なかじま ちくへい)、
明治17年(1884年)1月1日 - 昭和24年(1949年)10月29日)
日本の海軍軍人、実業家、政治家。中島飛行機(のちのSUBARU)の創始者として知られ、政治家に転じてからは大臣や政友会総裁を務めた。

知久平は生涯正妻を娶らなかったが、身の回りの世話をした女性との間に生まれた庶子2人を長女と長男として自分の籍に入れた。元自由民主党代議士で元文部大臣の中島源太郎は長男として入籍した庶子であり、元日本放送協会職員で元自由民主党代議士の中島洋次郎は孫である。
Wikipediaより

応接間

  2室続きとなっている応接間の北側の部屋(応接室1)は、梁間2間半、桁行3間で、南側の応接間(応接間2)は、梁間3間、桁行2間半の広さです。








2室ともに大理石の暖炉を付け、木部をはじめ天井のモールディング、ステンドグラス(玲光社製)、上げ下げ窓など、意匠を完全に洋風とする。









中島邸で洋風意匠としているこの応接間2室のみです。天井中央にシャンデリアを吊り、モザイク貼りの床には、文様に寸法を合わせた特注のものと思われる絨毯(客室棟で展示中)を敷いています。








テーブル、ソファーなど、建設当初の家具も残されていました。これらの家具も室内寸法に合わせて作られており、建物と一体として把握すべきで、建物同様に貴重なものです。








壁紙

藤の花がデザインされています。



ドアノブにも藤の花の模様。






和室は、公開されていませんので、お庭からの見学です。




廊下




応接室








客間1



客間1
 折上格天井(おりあげごうてんじょう)から2基のシャンデリアを吊っています。
北側に西から棚・床・付書院を備えていて、床・床脇の寸法は、格天井に合わせて割り付けられています。床は二段上がった畳床で床框は黒漆塗り、床の天井は格天井になっています。床脇は一段上がり、違棚と天袋を備えています。地板・棚板はケヤキを使用しています。天袋の襖絵には、雲を描いています。狆潜りは、花菱模様で、枠は黒の漆塗りの障子を備えています。付書院は、花菱模様の格子欄間を備え、欄間・障子・地袋小襖の枠は黒漆塗りされています。棚板はケヤキ、天井・壁はヒノキを使用しています。小壁は、金銀で波・雲に千鳥を描いています。長押を回し、鴨居には漆塗りの付樋端を用いています。床は畳敷きで、さらに絨毯を敷き込んでいます。畳は、床前の一列のみ床・床脇に寸法を合わせています。柱や内法材は、ヒノキを使用しています。







両親の居間

  こちらには写っていませんが、手前の縁側は『入側縁』で仏間と両親居間の南側・東側の入側縁「は、6尺幅で、敷居から3尺以内は畳敷き、外側はフローリングとなっています。4差小渕天井からは、2基の照明が吊るされています。









  畳敷きで、天井にはスギの鏡板を段違いに貼っています。
西側に南から、押入・くし形の窓を備えた付書院を備えています。付書院は、地板・棚板に根柾板を用い、天井をスギ根柾の鏡板天井とし、じゅらく壁で、枠は黒漆塗りされています。押入は両折戸で、元は仏壇を入れたところと考えられますが、現在、仏壇はなく、茶の間にやや時代が降ると判断される仏壇が備えられています。両親居間との間の欄間もはずされています。









  仏間と同様に畳敷きで、天井にはスギの鏡板を段違いに貼っています。
北側には、西から棚、床、付書院を備えています。
床は、幅10尺5寸、奥行き3尺の畳床で、床框(とこかまち)は黒漆塗りされています。
7尺5寸幅の床脇は、天袋と袋棚を備え、小襖には金で雲を描いています。

地板・棚板はケヤキを使用しています。床・棚ともに、壁はじゅらく壁、すぎ根柾の鏡板天井で、狆潜(ちんくぐ)りがあります。
付書院には欄間を入れていたようですが、現在ははずされています。








室内越しに、少し早い紅葉が見えました。

















広がる前庭と大木。







大木の根本








ツユクサ








カタバミ








ジャガイモ or イヌホオヅキ?の花









主屋南側には3,000平方メートルの
平坦な前庭が広がります。







氏神社












築地塀( ついじべい )




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Wikipedia、展示パネルを参考にしました。


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