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谷中霊園の桜並木を散策中、竹垣一覧解説を見つけました。 今はブロック塀などが増え、竹垣はあまり見かけなくなりましたが、 パネルによると 『日本の竹垣の歴史は、ほぼ平安・鎌倉時代に発展したことが 当時の絵巻物等によって知らされています。
竹はもともと手近な素材であっただけに、安上がりな囲い等の 材料として愛され利用されました。江戸時代になると全国に庭園 や路地が作られ、竹垣も各地に広まり様々な形式が創造され ました。竹垣の形式は実に様々で、同種の垣であっても部分的に 変化を見せた形や、他の種類の垣と結合した構造の垣も多くある ため、完璧に分類することは難しいですが、大まかに整理しました。』 ということです。
最近HPにまとめた「戸越公園」でも竹垣の説明があったことを思い出し、 消えそうな日本の文化を伝承する努力を感じました。
龍安寺垣(透かし垣) 禅寺龍安寺の本坊に至る参道に長く作られている竹垣。 矢来垣に似ているが竹を地面に挿さず、 浮かしている所が特徴である。
大津垣(遮蔽垣) 滋賀大津の街道に作られたことから その名が由来するといわれている。 基本的に真竹を細く割ったもので編んだ 縞垣の一種である。
鉄砲垣(遮蔽垣) 胴縁に対し、丸竹を表裏交互に取り付けていく技法。 昔火縄銃を準備するとき鉄砲を横に渡した木材に 表裏交互に立てかけた形から出た名称 丸竹をやや重くなるくらいに取り付けているのが特徴 目隠しとともに飾りの目的もある。
竹穂(たけほ)垣 「竹穂」とは竹の枝を意味し、それを使った垣総称を竹穂垣と呼ぶ。 一定の形式があるのではなく、実に様々な垣があるが、 基本的には遮蔽垣(竹を隙間なく並べて、 垣の間が透けていない垣のこと。 目隠し目的に使用される)を意味する。
木賊(とくさ)垣 割竹を立てた様子が草のトクサによく似ていることから付いた名称 左右の竹の節を揃えず美しく散らしていることが特徴で この技法を「木賊散らし」と呼ぶ。
四ツ目垣(透かし垣) 竹を縦横に組み合わせていく単純な柵形式の造形である。 柱と胴縁で四つ目の格子ができることから 名づけられたと思われる。
臥龍(がりゅう)垣 龍の背がうねっているかのような姿を持つ独特な竹垣。 龍をイメージしながら上下左右に変化させて うねりを強調した表現が特徴。 細く割った竹を曲げていく高度な技量が要求される。
光悦(こうえつ)垣 本阿弥光悦ゆかりの光悦寺にあるものを基本とする透かし垣。 別名を臥牛垣ともいう。 親柱を一方だけに立てて上部の玉縁を曲線とし、 地面に差し込んで終わるという独特の姿を持っている。
金閣寺垣 禅寺鹿苑寺(通称:金閣寺)の境内にある竹垣。 低い立子を離して立て、それに太竹半割の玉縁と 押縁をかけるところが特色。 スッキリした感覚で丈夫な構造であり、足元垣の名作である。