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No.c357 国産最初期のグランドピアノ
No.c357 The earliest domestic grand piano
Tokyo-To /Beautiful Japan
Photo**pieces/GreenSeason
◆国産最初期のグランドピアノ
◆貞明皇后(大正天皇妃)
◆日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ株式会社)
◆旧院長室・旧講堂
◆港区立郷土歴史館
◆建物設計者::内田祥三
◇歴史館、博物館
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インフォメーション
   
所在地=〒108-0071 東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
TEL= 03-6450-2107/ FAX=03-6450-2137
開館時間=9:00~17:00 土曜日=9:00~20:00
. 常設展示室及び特別展示室は、閉館時間の30分前まで
料金:無料
常設展観覧料=一般:300円 / 小中高生:100円
特別展観覧料=都度決定
休館日=毎月第3木曜日(祝日の場合は前日)
. 年末年始(12/29~1/3)、特別整理期間
駐車場=なし |
交通アクセス
東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線『白金台』2番出口⇒
⇒徒歩1分 |
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| 知人からこのピアノが掲載された新聞のコピーをもらい、港区立郷土歴史博物館、旧図書館長室に設置された、古いピアノを見学に出かけました。 |
氷川小学校とピアノ
区立氷川小学校が昭和5(1930)年にコンクリート造りの校舎に建て替えられた際、小学校の向かい側にあった九条公爵家から「皇太后陛下が、皇太子妃殿下であった頃御愛用された見事なグランドピアノ」(朝日新聞1931年4月8日)が寄贈されました。
ピアノは長らく同校で大切に使用された後、同校跡地の赤坂子ども中高生プラザで令和5(2023)年1月26日まで公開されていました。 |
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草創期のヤマハピアノ
| 明治30年代に国産ピアノを完成させたヤマハは、漆塗・蒔絵などの装飾を施したピアノを、博覧会出品や官公庁納品のために製作しました。明治36(1903)年の第5回内国勧業博覧会に出品されたヤマハピアノは、博覧会終了後に照憲皇太后のお買い上げとなり、その後貞明皇后へ贈られました。このピアノが現存する本ピアノと考えられます。 |
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国産最初期のグランドピアノ 修理への序章
   
令和5(2023)年1月から、2Fコミュニケーションルーム横の旧図書館長室に設置されたグランドピアノです。このピアノは、適切な環境でより多くの方々にご覧頂くことと、今後の修理について検討することを目的とし、約90年間所在した赤坂の地を離れこの郷土歴史館へ移設されました。
調査の環境が整ったことにより、このピアノの製造番号「1522」が確認され、推測の域を出なかった由緒が明らかになりました。明治35(1902)年に日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)が製造し、翌年の第5回内国勧業博覧会に出品したものを、照憲皇太后(明治天皇妃)が購入し、貞明皇后(大正天皇妃)に贈ったピアノであることが確認できました。
令和4年の文化財指定は、製造から奇しくも120年のタイミングでした。 |
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2本ペダル
   
| ※ 今回の展示期間は、2024年7月17日まででした。 |
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ヤマハの「博覧会出品用蒔絵図案」と
ピアノ側板の蒔絵が一致します。
   
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| このピアノの文化財指定と修理計画については、音楽学、楽器学の研究者、製造業者であるヤマハとその関係者、漆芸修理の専門家をはじめ、ピアノの技術者、修復家など、多岐にわたる分野の専門家が、知見と情熱をもって関わっています。一見しただけではわかりにくいのですが、外装部、内部共に経年による劣化が著しく、人間でいうところの満身創痍の状態です。 |
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楽器の修理と言えば、音色を取り戻し、きれいな状態にするもの、と思われがちですが、このピアノの場合そのためには部品を大幅に取り替えなければならず、それによりピアノの内部構造や部品の形状・材質など、当初の情報が失われます。またこのピアノの特徴の一つである漆塗りの外装も、現代の化学塗料を上塗りして輝かせることはできますが、それにより国産最初期のピアノは漆塗りだった、という歴史が一つ失われます。そのような議論の中で共有された指針は、文化財修理の原則である現状保存修理でした。必要最小限で、外部は東京芸術大学の保存修復工芸研究室に、内部はヤマハに委託し、各工程において両者と港区が協議しながら修理を進める形で行われます。
修理は今年度から2年間の予定で行われ、戻ってくるのは令和8年3月の予定です。 |
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 前庭の池
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平成30年に開館した白金台の 港区立郷土歴史館は
2019年7月に、訪問しました。
東京大学建築学科教授 内田祥三(うちだ よしかず)が設計し、昭和13(1938)年に建設された、旧公衆衛生院で、隣に建つ東京大学医科学研究所と対になって建てられました。
建物の内部にも、講堂や教室、研究室等の他、細部にわたる意匠など、当時の状態を伝える部分が多くあり、歴史的に貴重なこの建物を保存・改修し郷土歴史館を中心とした複合施設になっています。
今回は、国産最初期のピアノを見学することが目的でしたので、郷土歴史館は、前回訪問のレポートをご覧ください。◆こちら |
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郷土歴史館の建物
   
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郷土歴史館の入口付近
   
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郷土歴史館の建物
   
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1F 旧食堂
   
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1F 旧食堂
   
柱に貼られた泰山タイルが特徴的な落ち着いた空間で、
現在はカフェとして利用されています。
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本日 3時から シネマJAZZコンサートが
中央ホールで開催されるようです。
   
聴きに行きましょう。
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中央ホール 天井吹き抜け部分
   
2層吹き抜けで建設当初の姿がよく保存されている空間です。
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コンサートが始まるのを待つ人々
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歴史館 シネマJAZZ コンサート
   
フルート:尾形ミツル/ピアノ:阿部瑠美/ウッドベース:佐藤潤一
主な演奏曲
星に願いを、ニューシネマパラダイス、虹の彼方に、
Moon River、ゴジラ「メインタイトル」など
ポピュラーなスクリーンミュージックで、
予定にない楽しい時間を過ごしました。
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撤収
   
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2F 中央ホール
   
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旧院長室
   
| この部屋は公衆衛生院の院長の事務室として設計されました。建物の中で一番手の込んだしつらえとなっています。当時高級であったべニア材が壁と天井に使われており、床の仕上げも手の込んだ寄木によるものです。家具は現存しておらず、現在置かれている机・いす類は古写真を基に復元したものです。 |
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設計者について
   
昭和13(1938)年に建てられたこの建物は内田祥三(かずよし)の設計です。内田は、東京大学工学部建築学科の教授で、東京大学の本郷キャンパス内大講堂(通称:安田講堂)をはじめ、東京大学の各校舎の設計を担当した建築家としても知られています。
この土地の隣地に建つ、現・東京大学医科学研究所の建物も昭和11年、内田の設計によって建設されたものです。
連続アーチ等の特徴的な外観は内田ゴシックと呼ばれ、内田が晩年を過ごした西麻布の自宅からもこの建物がよく見えその眺望が気に入っていたという話も残されています。 |
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4F 旧講堂
   
備え付けの机椅子が設置された階段状の講堂です。
建設当初の姿がよく残されており、電灯器具や講壇左右に設置されたレリーフなども特徴的です。
340席の大講堂で、昭和初期の学校建築の様子がうかがわれます。 |
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駅まで徒歩1分なので、今日は電車で訪問しました。
ゆっくり、シネマJAZZコンサートまで楽しめました。
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