ページ容量 1,232.8KB 予想ダウンロード時間 512Kb=23秒 1M=12秒 Photo=19枚
『こんにゃく閻魔』は、夏目漱石の「こころ」に登場します。 偶然この日、雑司ヶ谷霊園で夏目漱石のお墓もお参りして、 下方紹介の写真を撮らせて頂きました。
源覚寺は、380年余り前の寛永元年(1624年)、定誉随波上人により現在地に開創されました。
その間には、「明暦の大火(1657年)」、「お薬園火事(1762年)」、「戸崎町火事(1774年)」、さらに「富坂火事(1884年)」と、4度もの大火にみまわれました。 幸いにも、ご本尊も閻魔さまもその都度、難を逃れることができました。あの太平洋戦争の東京大空襲でも本堂への延焼はまぬがれました。
源覚寺門前一帯は「こんにゃくえんま門前」としてにぎわい、江戸時代から続く縁日には近隣からの人々も押しかけ活気にあふれます。
常光山 源覚寺 閻魔堂 こんにゃく閻魔さま
閻魔さまは、冥界にあって亡くなった人の生前の罪業を裁断する十王のうち、最も知られているひとりです。 源覚寺の閻魔さまの右目部分は割れて黄色く濁っています。それにはこんな言い伝えがあります。
宝暦年代のころ(1751年〜1764年)、眼病を患った老婆が閻魔大王に21日間の祈願を行ったところ、夢の中に大王が現れ「願掛けの満願成就の暁には、私の両目の内、ひとつを貴方に差し上げよう」と言われたそうです。 満願の日に、老婆の目は治りました。 以来、大王の右目は盲目となりました。 老婆は感謝のしるしとして好物の「こんにゃく」を断ち、それを供えつづけたということです。 このことから、源覚寺の閻魔さまは「こんにゃく閻魔」と呼ばれるようになり、眼病治癒の閻魔さまとして人々の信仰を集めています。
毘沙門天堂 『小石川七福神』のひとつです。
塩地蔵尊 2体で一組のお地蔵魔様の体に塩をつけてお祈りすると、 体の同じ部分の病気が治るといわれています。
汎太平洋の鐘 元禄3年に鋳造され、サイパンの南洋寺に送られ、 太平洋戦争を経て平和のシンボルとして、 再び源覚寺に帰って来たそうです。
御本尊 阿弥陀如来、左に観音菩薩、右に勢至菩薩