c128  港区立 郷土歴史館  -出かけませんか?-


c128 港区立郷土歴史館

東京都(Tokyo-To)
2019/07/20 Sat.  


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♪「舞踏への勧誘」ウェーバー
ピアノ  バージョンです♪

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港区立郷土歴史館

歴史的建造物見学





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No.c128 港区立郷土歴史館
No.c128 Minato city local history museum

Tokyo /Beautiful Japan
Photo28pieces/GreenSeason
♪=舞踏への勧誘 /ウェーバー
◆米国ロックフェラー財団の支援・寄付のもと建設
◆旧公衆衛生院
◆設計者:内田祥三(よしかず)
◆歴史的建造物
◆中央ホール。旧講堂
◆旧院長室、コミュニケーションルーム
◇博物館、歴史的建造物
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2F 中央ホール


港区立 郷土歴史館 インフォメーション

所在地=〒108-0071 
.     東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
TEL=03-6450-2107 / FAX=03-6450-2137
開館時間=9:00~17:00 土曜=6:00~20:00
.  常設展示室及び特別展示室は、閉館の30分前まで
休館日=毎月第3木曜(祝日の場合前日)
.     年末年始(12/29~1/3)・特別整理期間
料金:無料
常設展観覧料=一般:300円 小中高性:100円
駐車場=なし
交通アクセス
東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線『白金台』2番出口
. ⇒徒歩1分
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2F 特別展示室 有料区間






平成30年に開館した、白金台の
港区立郷土歴史館を訪ねました。

東京大学建築学科教授内田祥三(よしかず)が設計し、
昭和13年(1938)に建設された、旧公衆衛生院で、
隣に建つ東京大学医科学研究所と
対になって建てられました。

 建物の内部にも、講堂や教室、研究室等の他、
細部に亘る意匠など、
当時の状態を伝える部分が多くあり、
歴史的に貴重なこの建物を保存・改修し、
郷土歴史館を中心とした複合施設になっています。

 今回は無料の建物の見学2F~4Fと、
縄文土器やクジラの骨格標本など
本物の資料に触れたり、
港区の自然・歴史・文化が学べる
コミニケーションルームと、図書室を見学しました。

 1Fにはカフェもあるようでしたが、
場所柄、駐車場代が気になり、
2時間で引き上げました。
ちなみに駐車料は 1,200円。

交通アクセスは、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の
 『白金台』2番出口から、徒歩1分と便利な場所です。

中央ホール

2層拭き抜けで建設当初の姿が
よく保存されている空間です。
床や壁に石材が多数つ合われており、
高級な仕上げです。

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ミュージアムショップ


港区教育委員会・郷土歴史館が発行する刊行物のほか、当館所蔵資料をモチーフにしたポストカード、郷土歴史館のマーク入りグッズなどを販売していました。







廊下


旧公衆衛生院について

 この建物は、昭和13(1938)年、米国ロックフェラー財団の支援・寄付のもと、国民の保健衛生に関する調査研究及び公衆衛生の普及活動を目的に国が設立した機関、「公衆衛生院」のために建設されたものです。平成14(2002)年に、国立保健医療科学院として統廃合され、埼玉県和光市へ移転するまでこの建物は使用されていました。







2F コミュニケーションルーム=旧図書閲覧室

ミンククジラ;
 宮城県鮎川で捕獲されたクジラで、東京慈恵会医科大学の標本館に収蔵されていましたが、平成10(1998)年、港区に寄贈されました。
 ミンククジラは歯の代わりにヒゲを持つヒゲクジラの仲間で、ほぼ世界中の海に生息しています。体長は9m前後にもなりますが、ナガスクジラ科の中では最も小さいクジラです。
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狸のはく製

旧図書閲覧室(図書館)です。部屋には閲覧テーブルが設置されており、教員、学生、研究者たちが、日々調査・研究を進めていました。
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オナガ

コミュニケーションルームでは
縄文土器やクジラの骨格標本など本物の資料に触ったり、自然の音を聴きながら港区の自然、歴史、文化を学べます。
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フクロウ








浅野邸ステンドグラス

港区三田三丁目、札の辻近くに在った浅野セメントの創設者・浅野総一郎の自邸のステンドグラスです。戦後、浅野邸は、港区立芝浜中学校として利用されていましたが、校舎の建替え時に不要となり保存していました。
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昭和のくらし  ~普及した家電製品~

ラジオ・ステレオ
 日本のラジオ放送は、大正14(1925)年7月に愛宕山から本放送が開始されました。昭和初頭に真空管を増幅回路として使うラジオが登場し、放送をイヤホンではなく、スピーカーから聞くことができるようになります。昭和30年代に入ると、ラジオとレコードプレイヤーが一体となるステレオオーディオなども発売されます、真空管の代わりにトランジスタを使用することで持ち運びできるタイプも普及し始めます。
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昭和のくらし ~普及した電化製品~

 東京タワーが建設された昭和30年代は、身近な生活道具が電気によって革新的な進歩を遂げ、人々の生活に大きな変化をもたらした時代でもありました。昭和30年代初頭は電化元年といわれるように、多くの家電製品が一般家庭に広まり始めています。中でも白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫は「三種の神器」と呼ばれ、人々の憧れの製品でした。
 昭和35(1960)年にはテレビのカラー放送が始まり、昭和39(1964)年の東京オリンピック開催を契機にカラーテレビが普及します。当時、カラーテレビ、クーラー、車(Color TV・Cooler・Car)は新三種の神器「3C」と言われ、これらを購入することが昭和40年代に生きる人々の目標となりました。電化製品の普及に伴い、電気消費量も増加の一途をたどり、昭和41(1966)年には国内初の原子力発電所・東海発電所が稼働を始めています。
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4F 旧講堂

備え付けの机椅子が設置された階段状の子王道です。建設当初の姿がよく残されており、伝統器具や講壇左右に設置されたレリーフなども特徴的です。
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4F 旧講堂

340席を有する階段状の講堂で、椅子のクッションと天井板以外は建設当時の部材がそのまま残されています。







4F 旧講堂








階段


設計者:内田祥三(かずよし)について

旧公衆衛生院のほかに、隣接の東京大学医科学研究所(旧伝染病研究所)や東京大学本郷キャンパス内の安田講堂等を設計した東京大学建築学科教授です。
連続アーチ等の特徴定な外観は内田ゴシックと呼ばれ、内田が晩年を過ごした西麻布の自宅からもこの建物がよく見えその眺望が気に入っていたという話も残されています。
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前庭の池








休憩室








建物の特徴

この建物は、内田祥三の設計、大倉土木(現・大成建設)による施工で、昭和13(1938)年に完成しました。大学などの学校建築に分類されます。
各階ホール及び廊下部分に注目すると、メインエントランスや院長室のある2・3階と、授業や実験を行う4・5階、研修を受けに来た人のための寮があった6階と、3種類のデザインに分類でき、建物の見どころとなっています。
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中央ホール
私が立つ、左右に分かれる階段の空間に特徴があり、
床材、壁材に石材が使われ、デザインにも個性があります。





3F 旧院長室

建物の中で最も手の込んだしつらえで、当時高級であったベニヤ材がふんだんに使用されています。







廊下








現在地



建物概要

構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階 地上6階塔屋4階
竣工:昭和13(1938)年
設計:内田祥三
施工:大倉土木株式会社(現・大成建設)








3F 図書室=旧書庫

書庫内の窓や、廊下との仕切りには防火シャッターが設置されており、火災から本を守れるよう設計されていました。旧公衆衛生院を設計した内田祥三は大正12(1923)年の関東大震災復興に携わっており、設計者の思いがうかがわれます。
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建築物の改修について
平成21(2009)年港区がこの建物と敷地を取得し、郷土歴史館を中心とした複合施設として改修を実施しました。歴史的建造物であるこの建物の意匠等を保存しながら、耐震補強やバリアフリー化等の改修工事を行い、平成30年に工事が完了し、開館となりました。







公衆衛生院

我が国の公衆衛生の改善を目的として
ロックフェラー財団の厚意ある寄付に依って設立された
本院は厚生省所管として昭和13年3月29日より
その事業を開始した。












日吉坂(ひよしざか)

能役者 日吉喜兵衛が付近に住んだためと伝える。
ほかに ひよせ・ひとせ・ひとみ などと書く説もある。





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お気づきのこと等がございましたら
ご一報ください。→:こちら!
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郷土歴史館冊子、展示パネルを参考にしました。

青い字は「歴的建造物見学のご案内」という冊子を引用しました。
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今日もお出で頂きありがとうございました。
よろしかったら 次回もお付き合いください!


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