n277 トヨタ産業技術記念館

愛知県(Aichi-Ken)
2017/07/09 Sun.  


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♪「1月1日」上 真行
オルゴール バージョンです♪

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トヨタ産業技術記念館

トヨタ産業技術記念館
、いろいろな繊維

パートナーロボット バイオリン演奏



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No.n277 トヨタ産業技術記念館
No.n277 Toyotasangyo technology museum

Aichi-Ken /Beautiful Japan
Photo 37 pieces/GreenSeason
♪=1月1日 /上 真行
◆パートナーロボット バイオリン演奏
◆スルザー社製 蒸気機関
◆環状織機
◆無停止杼換(ひがえ)式豊田自動織機(G型)
◆トヨタ式木製人力織機
◆豊田ウォータージェット織機
◇博物館
出かけませんか?CandyBox
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インフォメーション
トヨタ産業技術記念館-公式サイト

所在地=〒451-0051 名古屋市西区則武新町 4-1-35
TEL= 052-551-6115 / FAX= 052-551-6199
開館時間= 9:30~17:00(入場受付は16:30)
休館日=月曜日
料金=一般:500円/65歳以上::300円/中学生:300円/小学生:200円 .    団体割り引・年間パスポートあり
無料駐車場=あり 乗用車:220台/バス:10台
交通アクセス
名鉄名古屋本線=『栄生』駅より、徒歩3分
ルートバス「メーグル」=名古屋駅バスターミナル11番『トヨタ産業技術記念館』下車すぐ
タクシー=『名古屋」駅~5分
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清洲城を訪問した後、トヨタ産業技術記念館を訪ねました。
展示物は興味深く、かなりの時間をかけて見学しました。
はた織機の展示場から金属加工、車と見学しましたが、
途中でカメラのバッテリーがスペア4個も使い切り、
i Padや i Phonなど総動員り撮りました。
そのような理由、で自動車館等の写真はございません。








産業革命の原動力になった蒸気機関

1898年 スルザー社製
 高圧/低圧の2本のシリンダーと直径4.7mの巨大なフライホイールを備えており、9本のロープ伝動により発電機を回転させます。
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蒸気機関

 人類は長い間、風や水などの自然、人間および動物などの力に依存してきました。蒸気機関を17世紀末にトーマス・セイバリ発明し、1712年にトーマス・ニューコーメンが炭鉱の水汲用として実用化しました。その後、ジェームス・ワットによって画期的に改良が加えられるなど、産業技術に飛躍的な発展を促し、産業革命の原動力となりました。

 日本の産業近代化においても重要な役割を果たしました。明治時代にいち早く近代化を実現した繊維産業においても、1867年の鹿児島紡績所に始まり、1883年の大阪紡績以降、広く全国的に導入されました。
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エントランス
環状織機

豊田佐吉が(1906)発明した環状織機。
これまでの常識にとらわれず、立体的に布を織るなど独創的な技術が多く使われ、産業技術記念館のシンボルとして展示されています。
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綿花

花が咲いて2か月くらい過ぎると下の写真のような綿になります。







開花約2か月後

綿以外はレプリカです。







日本の産業近代化の先駆け的発明
無停止杼換(ひがえ)式豊田自動織機(G型)1924

 豊田佐吉が環状織機と共に究極の発名目標に定め、1924年に発明・完成させた、無停止杼換式豊田自動織機の第1号機で、記念的な産業技術遺産です。
 50余件の発明に基づき、完全なる営業的試運転を重ねた、24の自動化、保護、安全装置で構成され、世界一の性能を発揮し、世界各国の繊維産業の発展に寄与した。
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豊田佐吉(とよだ さきち)
1867年 - 1930年

日本の発明家、実業家。豊田式木鉄混製力織機(豊田式汽力織機)、無停止杼換式自動織機(G型自動織機)をはじめとして、生涯で発明特許84件、外国特許13件、実用新案35件の発明をした。

豊田紡織(現 トヨタ紡織)、豊田紡織廠、豊田自動織機製作所(現 豊田自動織機)を創業、トヨタグループの創始者。







金色の楯
機械遺産認定証

豊田佐吉を紹介した本
左:教科書
中央:「日本の偉大なる発明者10人」に選定
右:機械遺産に認定







管巻きをしたよこ杼
シャトル








よりかけ

よりこから繊維を引き出し糸車を使いよりを掛ける

道具の時代
綿を糸にする在来技術
◆ワタの実の乾燥-ゴミがつかないように、すのこに乗せ、数日間、天日で乾燥させる。
→◆綿くり-綿くりろくろのローラの間に綿を通すと、綿の繊維だけが通り抜け、手前に種が残る。
→◆綿打ち-綿くりろくろの通った綿を、綿打ち弓の弦を振動させて繊維をほぐし、紡ぎやすくする。  
→◆よりこつくり-綿打ち弓でほぐした綿を広げ、丸い竹ばしを芯にして巻き、より子にする。
→◆よりかけ-よりこから繊維を引き出し、紡車(糸車)を使ってよりをかける。
→◆巻取り-よりかけが終わったら、手の位置を変え、紡車を回転させて、糸を巻き取る。巻き取った糸はつもの木と呼ばれた。
→◆かせつくり-つもの木を30分ほど鍋で煮て、よりを安定させた後、かせつくりに巻き取って、かせ糸の形に仕上げる。
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人類が利用してきた繊維
上から

◆ミソポタミア文明で羊毛誕生
. 羊毛は種子島に漂着したポルトガル船によって鉄砲と同時に日本に伝わった。
◆エジプトで最初に麻を利用
. 麻は人類が利用した最初の繊維。19世紀、世界の繊維使用量の1/3は麻であった。
◆インダス文明で綿織物誕生
. 綿織物の起源は古いが、世界的に広く利用されたのは18世紀。日本での使用が広まったのは室町時代。
◆中国で絹織物誕生
 絹織物は中国の特産品として、西はヨーロッパ、東は日本まで送られた。桑を植え、蚕を飼って生糸(絹)をとる技術が日本に伝わったのは古墳時代。
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※ 人物は、レーヨンの発明者:シャルドネ
最初の化学繊維「人造絹糸=レーヨン」を硝酸繊維素からつくった人。
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綿花(めんか)
天然繊維・植物繊維・種子繊維
綿花は綿の種子の種子毛。綿花は現在、
最も使用量の多い天然繊維である。


亜麻(あま)
天然繊維・植物繊維・靭皮(じんぴ)繊維
茎の皮の繊維を利用する。かつては広く使われていたが、
現在は合成繊維と混紡されることが多い。
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大麻(たいま)
天然繊維・植物繊維・靭皮繊維
茎の皮の繊維を利用する。繊維が長く、糸にしやすい。
日本では綿花以前の主要な繊維で、貴族の“きぬ”に対して、
庶民の“ぬの”として広く使われた。


苧麻(ちょま)/ ラミー
天然繊維・植物繊維・靭皮繊維
茎の皮の繊維を利用する。日本では上布などを織った。
亜麻と同様、現在では合成繊維との混紡が増えている。
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羊毛(ようもう)
天然繊維・動物繊維・獣毛繊維
羊毛は保湿性・吸湿性に富むため、古くから衣料に使われてきた。
いまはメリノ種など、羊毛専用の毛が主体である。
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絹(きぬ)
天然繊維・動物繊維・まゆ繊維
蚕のまゆからとった繊維。古くは野生の蚕の繭を集めていたが、
紀元前千年ころ、中国で家蚕が誕生した。


レーヨン
化学繊維・再生繊維・セルロース系
原料は木材パルプ。木材の中の繊維素を取りだして繊維にする。
繊維素だから繊維とするので再生繊維という。
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ナイロン
化学繊維・合成繊維・ポリアミド系
原料は、発明当時は石炭であったが、現在は石油。
ナイロンには様々な種類があり、日本ではおもに
ナイロン6が衣料用・産業用に生産されている。


ポリエステル
化学繊維・合成繊維・ポリエステル系
原料は石油。綿花、羊毛など、ほかの繊維との混紡、
交織性が優れているため“3大合繊”のなかで生産量は最大。
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アクリル

化学繊維・合成繊維・ポリアクリロニトリル系
直接の原料はアクリロニトリルで、その原料は石油。
ナイロンが絹型、ポリエステルが綿型とするならば、
アクリルは羊毛型である。








ガラス繊維
化学繊維・無機質繊維
原料はふつうにガラスと同じ。
織物にして不燃カーテンとして使用するほか、
繊維のままで防音素材、断熱材、プラスチックスの
補強材として利用する。


炭素繊維
化学繊維・無機質繊維
炭素繊維はアクリル繊維やセルロース系繊維を炭化させたもの。
耐熱性・耐衝撃性が非常にすぐれているため、
プラスチックスなどの補強材として利用される。
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綿くりろくろ

昔ながらの綿花から糸を紡ぐ道具



原綿

日本で使用する原綿のほとんどは、世界各地の綿花産地から輸入されます。原綿は圧搾機で堅く圧縮され、帯鉄を掛け、展示のような俵(ベール)といわれるに姿で輸入されます
原綿は、一定の品質の綿糸をできるだけ安価に製造するため、いくつかの異なる原綿を配合し、混打綿工程の最初の機械であるホッパベールブレーカに供給されます。ここに展示した原綿の重量は約225kg(500ポンド)で、ワイシャツをつくると約800枚分の綿糸を作ることができます。
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いろいろな織機




環状織機

エントランスにあったシンボルと似ていますね。






片手で織物が折れる
トヨタ式木製人力織機(1890年・複製)

 この織機は、片手で筬(おさ)を前後させるだけで、自動的に横入れができるようにしたもので、バッタンつき高機(たかばた)よりも能率が4~5割上がり、かつ織物品質も向上した。
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豊田式気力織機

複製







織機の部品

















シャトル 横糸








水を噴射して横糸を飛ばす
豊田ウォータージェット織機(2016年)

豊田の積み重ねた伝統と革新技術で、多様なニーズに応えられる新型ウォータージェット織機です。衣類用の薄地織物から産業資材など特殊分野の合繊フィラメント織物を高速で織ることができます。
ウォータージェット織機の第1号機でエアバッグの基布を1分間に1000回のよこ入れスピードで製織しています。
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豊田エアジェット織機

電子ジャカードで制御した、たて糸1本毎の動きと、横糸用の6色自由交換給糸装置とをコンピュータで同期運転して、高級インテリアやネクタイなどファッション性の高い、複雑な絵柄の織物を織ることができます。
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展示室内の休憩所








エレクトロニクスの発達
さまざまな革新織機

機械式制御から電子制御になった
高速粗紡機(1993年)
 従来の高速粗紡機のフライヤ上部支持方式に加え機械式変速装置を各回転部ごとのモータ駆動の変更、各モータを電子制御することによって、いっそうの高速化を実現している。
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精紡機の満管ボビンを一斉に交換する
精紡機オートドッファ(1993年)

 精紡機の玉揚げ作業-満管ボビンを取り外し、空ボビンと一斉に交換する作業-を自動化したのが、精紡機オートドッファで、精紡工程の自動化には欠かせない装置である。
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電子技術により自動化が進んだ
高速精紡機(2007年)

 超高速コンピュータやサーボモータなどにより、綿を引き伸ばすローラの回転数は自在に変化しスラブヤーンなど様々な糸が高速で生産でき、糸の太さは、液晶パネルによりギアを交換せずに調整できるようになった。
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複雑な文様(紋織り)を織る
空引機(そらびきばた)

・・・二階建ての機織機
↓↓
下の文様織りが織れます



複雑な文様(紋織り)を織る
空引機

 空引機は高機の上に紋織りの操作のための機構を備えた紋織り専用機である。腰掛にかけた織り手が、機の上に乗った紋引き手に操作を指示しつつ、2人がかりで織る。
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お気づきのこと等がございましたら
ご一報ください。→:こちら!
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展示パネル、公式サイト等を参考にしました。


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今日もお出で頂きありがとうございました。
よろしかったら 次回もお付き合いください!


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