n033 旧前田侯爵家駒場本邸
東京都(Tokyo)
'13/06/15 Sat.


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お気に召さないときは止めてください。

♪「天使の声」ブルグミュラー
ピアノバージョンです♪

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洋 館







所在地:目黒区駒場4-3-55 目黒区立駒場公園内
休館日:月・火曜日(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日まで
公開時間:午前9時〜午後4時30分まで
見学料:無料    (1・2階公開部分)            
問合せ先:旧前田侯爵邸洋館=03-3466-5150





玄関ポーチの扁平アーチは
イギリス後期ゴシック様式を簡略化したものです。
*
 旧加賀藩主の系譜をひく第16代当主前田利為(としなり)の本邸であった建物です。以前は、前田家本邸は本郷区現在の文京区本郷にありましたが、関東大震災後の復興計画で駒場に移転しました。当主の前田利為は外国生活も長く、国際的見識の高い文化人でした。そのため新邸建設に当たっては、外国要人の私設迎賓館にふさわしい建物を希望し、設計を東京帝国大学の 塚本靖 教授に依頼しました。実際の設計は技師の 高橋禎太郎 が担当しています。
 洋館の規模は、地上3階、地下1階で、建築面積は1129.4平方メートルです。昭和4年(1929)に竣工しました。鉄筋コンクリート造りで、外壁はスクラッチタイル貼り、アクセントに石材を用い、屋根は銅板葺です。この建物は、大正末から昭和初期に建てられた大邸宅建築を代表する1つで、機能性を重視し、当時の最新の技術を駆使した、上流社会の生活を偲ぶことができる貴重な文化財です。      和館◆へ続く






高い天井と内装材の彫刻が印象的です。
これを王朝風内装と言うようです。
欧州建築の粋をあつめて建築され、
当時東洋一の邸宅と称されました
各室にイタリア産大理石によるマントルピースや
角柱、壁面のフランス産絹織物や壁紙、
イギリス家具などを配した洋風の室内に江戸情緒をのぞかせる
唐草に雛菊をあしらった文様なども見られます。
*
1Fは来客のおもてなし用、
2F、3Fが前田家の住まいとして使用されていました。




階段下の空間


 塚本靖 東京帝国大学教授、高橋禎太郎 内閣省技師が担当した設計で、外国の貴賓を迎え入れうる洋館として、駒場の田園の野趣に合わせたイギリス・チューダー式を取り入れました。
 この様式は、イギリス後期ゴシック様式を簡略化したもので、玄関ポーチの扁平アーチにその特徴を見せています。
 戦後一時、この建物はアメリカ極東軍事司令官の官邸として接収され、一部回収されました。その後、昭和39年(1964)には東京都の所有となり、昭和42年(1967)に東京都近代文学博物館が設置され、東京都教育委員会所管の社会教育施設として平成14年3月31日まで公開されました。
 その後、この文化史上由緒ある建物を末永く都民の財産として保存し、広く一般に利用出来るよう、修復工事に着手し、公開しています。






各部屋に温風が出る大理石のマントルピースが設置されています。

旧サロン







窓からは芝生広場の緑が見えます。
旧サロン






 前田家と東京大学は縁があるようで、もとの前田家は東大の本郷キャンパスの中にありましたが、東大の駒場キャンパスの敷地と交換して昭和初期にこちらに移ってきたそうです。ちなみに東大の赤門は文政10年(1827年)徳川第11代将軍家斉の第21女溶姫が、加賀藩第13代藩主前田斉泰に輿入れした際に建てられたものでした。


旧サロン






旧サロン

No.033 旧前田侯爵邸
No033 Old Maeda house

Tokyo / Beautiful Japan
Photo35pieces/GreenSeason
◆旧加賀藩主
◆第16代当主前田利為
◆東京都指定有形文化財(建造物)
◆洋館、和館
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柱、手すりなどの彫刻の一例です。







私の記憶では、旧大食堂ではなかったかと思います。







旧小食堂の一部







旧小食堂







廊下







2F 旧夫人室







第16代当主利為候と喜久子夫人の寝室です。







寝室の壁紙は、ほかの部屋とは異なり縦縞を基調とした
落ち着いた雰囲気のものでした。







2F 三女のお部屋だったような。。記憶が曖昧です。







この階段から先は 使用人エリアです。
このHPはバックの柄で分けました。
*
説明によると使用人は120人ほどいて、
その方たちの部屋があります。
内装等は通常の住居で、侯爵邸とは差別化されいます。
*
建物はロの字型になっていて
向かい側の廊下階段を通ってふたたび侯爵宅になります。







旧 女中室







中庭外壁のたたずまい







旧 給湯室







旧 会議室
蛍光灯は、都立近代博物館の展示室だった名残です。







侯爵邸に戻ります。
使用人エリアと侯爵邸エリアの境界となる階段廊下







2F 階段わきの大きな振り子時計







1F サロン /旧応接室







建物を出て、車寄せ脇の窓です。
*
花壇のお花やドール達の写真を撮っていたら
和館も見学できることがわかり、
閉館時間まで30分足らずでしたが
急いで行き、見学させていただきました。





和 館




 ◆和館は、洋館に付属する迎賓館として昭和5年(1930)に竣工しました、設計は帝室技芸員の佐々木岩次郎です。木造2階建ての近代和風建築で、洋館と別に、独立した門構えを持ちます。和館1階は「御客間」と「御次の間」を合わせ40畳近くなる続き間を中心に、周囲を畳廊下と縁側でぐるりと囲む、特徴的な平面です。「御客間」は伝統的な書院造で、床・違い棚・付書院 を備えた格式高いものです。二階は宝形屋根を載せた楼閣風の外観で二階「御居間」の床構えは、数寄屋風を加味したものとなっています。茶室及び待合は、三代目木村清兵衛の設計です。
東京都委員会







休館日:月曜日(祝翌日) 12月29日〜1月3日
公開時間:午前9時〜午後4時まで
見学料:無料(1階広間)
問合せ先:目黒区駒場公園和館管理事務所 03-3460-6725


公開されているのは一階の二間続きの和室です。
畳廊下を進み左手和室に向かいます。







書院造の和室
床の間の右には写っていませんが立派な違い棚がありました。
照明は当時のものです。私には違和感がありますが、
外国のお客様を接待されるために、敢えて選ばれたのでしょうか。







お庭には出られませんが、カメラのズームを上げると
縁側からお庭の池の鯉まで見えました。







濡れ縁です。
*
米軍に接収されていた時に、
マッカーサー元帥の婦人を招いてお茶会が
こちらの和館で開催されてそうです。







和室から見える庭園







和室の欄間の透かし彫り細工も見事なものです。







板に描かれた襖絵



玄関から見た門





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パネル、HPを参考にしました。


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